きっと忘れない変化和音〜「きっと忘れない」ZARD〜

楽曲解析
☆きっと忘れない☆

楽曲について

ZARDの10作目のシングル。
作曲は織田哲郎。
「揺れる想い」のように
ZARDらしい雰囲気の人気曲。

点と点を繋ぐ想いが揺れるコード進行〜「揺れる想い」ZARD〜
楽曲についてZARDと言えば作曲は織田哲郎氏を思い浮かべる人が多いと思います。私もその1人で繊細で情緒ある楽曲が特徴であります。その魅力がこの曲でも全体に行き渡っており、どこを切っても織田節が染み渡って...

 

参考サイト

※コード進行
「きっと忘れない」
  ※keyは原曲
※変化和音について
#Ⅳm7-5の機能
作曲図書館
ミジュオリー音楽理論
※オーギュメントコード
音楽理論はいらない
※フラットファイブ
うちやま作曲教室
 

サビ

歌詞 「きっと忘れない〜」     
コード進行G♭-Fm7♭5-B♭-E♭m
              B-G♭-A♭m-D♭-G♭-D♭
度数         I−VIIm7♭5-Ⅲ-Ⅵm
            Ⅳ-Ⅰ-Ⅱm-Ⅴ-Ⅰ-Ⅴ

G♭-Fm7♭5-B♭-E♭m(I−VIIm7♭5-Ⅲ-Ⅵm)
ここは、お決まりのひとかたまりですね。
特にこの部分は
Fm7♭5-B♭-E♭m(VIIm7♭5-Ⅲ-Ⅵm)
ツーファイブの一種となります。
理屈は、G♭の平行調の同主調である
E♭のダイアトニックコードの
ⅡmがFmなのでさらに♭5にしてから
ⅤであるB♭へツーファイブを作っているのです。
Fm7♭5って使いづらいコードですが、
こういう方法で効果的に使うことができるので
1つのお決まりとして覚えてくと便利ですね。

Aメロ

歌詞 「everyday everynight ~」
コード進行G♭-D♭-D♭m-E♭-A♭m
    Baug-B-D♭
    G♭-D♭-D♭m-E♭-A♭m
    B♭-E♭m-G♭
度数Ⅰ-Ⅴ-Ⅴm-Ⅵ-Ⅱm
  Ⅳaug-Ⅳ-Ⅴ
  Ⅰ-Ⅴ-Ⅴm-Ⅵ-Ⅱm
  Ⅲ-Ⅳm-Ⅰ

D♭m-E♭(Ⅴm-Ⅵ)
Vmが登場しますが、
これは同主調のG♭mのナチュラルマイナーダイアトニックからの
ドミナントコードの借用の解釈です。
主にVm-Ⅰのような使われ方が多く
ビートルズが良くやっている印象ですね。
E♭(Ⅵ)は、平行調の同主調にあたるkey=E♭
からの借用とみて良いでしょう。
J-POPではD♭m-E♭(Ⅴm-Ⅵ)が使われることが
多いのでこういうものとして覚えておくと
良さそうです。


Baug-B-D♭(Ⅳaug-Ⅳ-Ⅴ)
ここのaugは変化和音と呼ばれる
もので5度を#させたり♭させたり
するのものでここでは#させており
コード表記でaugとなってます。
そしてこのコードは、
Ⅳ-Ⅳaug-Ⅴ
のような使い方が一般的であり
今回はその派生版としてとらえて良いでしょう。

Bメロ

歌詞 「暮れゆく都会(まち)~」
コード進行B-B♭m-A♭m-B♭m
    B-D♭
度数Ⅳ-Ⅲm-Ⅱm-Ⅲm
  Ⅳ-Ⅴ

SD-Tの構成でサビ前で
SD-Dとなり盛り上がっていく流れですね。

Cメロ(サビ)

歌詞 「きっと忘れない~」
コード進行G♭-Fm7♭5-B♭-E♭m-G♭
    B-G♭-A♭m-D♭
    G♭-Fm7♭5-B♭-E♭m-G♭
    Cm7♭5-B-G♭-E♭m-A♭m-D♭-G♭ 
度数I−VIIm7♭5-Ⅲ-Ⅵm-Ⅰ
  Ⅳ-Ⅰ-Ⅱm-Ⅴ
  I−VIIm7♭5-Ⅲ-Ⅵm-Ⅰ
  #Ⅳm7♭5-Ⅳ-Ⅰ-Ⅵm-Ⅱm-Ⅴ-Ⅰ

Cm7♭5-B (#Ⅳm7♭5-Ⅳ)
ここはあまり見かけない印象ですが、
これも変化和音の解釈となります。
一般的な使い方をまず見てからの方がわかりやすいと思います。
Cm7♭5-BM7 (#Ⅳm7♭5-ⅣM7)
楽器が手元にあればわかりやすいです。
要はルート音が半音移動するだけの違いのコードなのです。
これによってベースだけが半音下に移動となります。
なので本曲もBM7が正しいのではと疑いましたが、
バックコーラスを聴くと楽譜通りであったため
特に修正はしませんでした。
まとめるとこの曲の場合はベース音と3度が
半音移動するコードチェンジ
であるということになります。

おわりに

織田哲郎氏の楽曲は今回で3曲目となりますが、
ZARDの曲らしい繊細で力強いコード進行でした。
そして、変化和音を取り入れてコード進行の繊細な
動きを交えてます。
「夢見る少女じゃいられない」のようなグイグイ進む
感じとは違うのが同作曲者においての面白いところです。

時代を超えるロックナンバー〜「夢見る少女じゃいられない」相川七瀬〜
相川七瀬のデビュー曲となります。 発売されてから、20年以上経ちますが 古さを一切感じないのが凄いです。 楽曲は全体はハードロックギターが 鳴り響いているのでコード感というものは 薄い感じがしますが、 こういうロックナンバーならではのコード進行の魅力も あると思いますので掘り下げてみようと思います。

ボーカリストによってだいたんにコード進行を使い分ける
ところが凄いなと思い興味深いところです。

今回も読んでいただきありがとうございました!

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