【書評】森と暮らす、森に学ぶ (柳生博)

書評

 

  1. 手にしたきっかけ
    ・八ヶ岳倶楽部の訪れ興味をもったため

  2. 本の特徴
    ・全7章
    ・カラー写真あり、白黒写真も多数あり

  3. 入手場所
    ・Amazon (古本)

  4. 読んで気づいたこと変わった事
    ・柳生博さんの人間性と魅力。
     自然に対する接し方。

  5. 総評
    ・柳生博さんの人生観を感じられる。
     そして、その素晴らしに共感せずにはいられない。

 

 

人生観

著者の柳生博さんの印象は、わたしの世代としては「ハンターチャンス!」
で有名な「100万円クイズハンター」がギリギリ覚えているくらいでした。
ただ、なぜか凄く顔は覚えていてすぐ名前と一致する不思議なお方という印象。

この本は、柳生博さんが手がけている八ヶ岳倶楽部とそれだけでなく
人生観をふんだんに書かれた魅力溢れる本。

八ヶ岳倶楽部に行ったことがあるかたならご存知かと思いますが、
自然に囲まれ木々の温もりを感じさせてくる本当に心地よい場所なのです。
その場所を自ら作り上げたわけです。

そこまでの過程や思いが述べられており、そこには自然に対する思いや
家族と仕事に向かい合う思いが書かれており、単に好きでというだけでは
なく、強い信念と寛容がこの方にはあり、それが今も魅力して滲み出ている
のだと知ることができます。

わたしはこの本を読むことで、あの場所がどんな気持ちで向かい合いながら
1つ1つ作ったのかとより思うようになりました。
透き通るようで深い景色、心が丸くなる香り、硬いのにどこか暖かい木の家具
言葉では伝わらないものがあります。

わたし含め、今は自然と非常に距離感をもった状態にいます。
単に知識と思い込みで、自然の怖さばかりを感じます。
けど、この本ではその共存を教えてくれているように思います。
虫や植物や動物、時として危険なものとなるでしょう。
しかし、人間の向き合い方でそれは共に協力しながら生きているということを
実感させてくれるのです。
そう、人間も自然と一部という当たり前のことを忘れていることに気づかせてくれます。

八ヶ岳倶楽部や柳生博さんに興味がない方もぜひ手にしてもらいたいです。
それくらい奥深い本です。

 

おわりに

八ヶ岳倶楽部へは、ここ2年間で3回ほど訪れてます。
わたしは東京住まいで仕事は不規則なので片道3時間の道のりはすぐに難しいものです。
しかし、定期的に行きたくなる魅力があるので行くのです。
今後も行ける時に行く場所となりました。

最初驚いたのが、カフェのテラスに普通に柳生博さんが座っているんでしょすね(笑)
あまりにも唐突に普通にいるので逆に声をかけれませんでした(苦笑)
ただ、周りのお客さんは気軽に挨拶し、それを気軽に挨拶を返す姿が美しく思いました。
テレビで活躍され有名人。そういう方が気取らずにいる人間性。
そして、それを分かってか自然とお客さんも騒ぎ立てずに自然に挨拶をする礼儀良さ。
「あぁ、なんて素晴らしい空間なんだろう」
と思ったのを今も心に残ってます。

この本は、1994年に出版されたものです。
2015年に長男がお亡くなりになり、2013年に奥さんが認知症で施設に入られていると知り
とても大変な思いを近年されている思います。

ですが、今もあの場所で元気に暮らしており、お客と快く挨拶を交わしています。
わたしが、遠目で見た柳生博さんはテラスで1人景色を見ておられました。
何気ないワンシーンですが、今思うと
「どんな思いで景色を見ていたのだろう」
と深く考えてしまいます。

わたしには到底理解できないところでしょう。
ただ、何かわかる感じることできる可能性とまた八ヶ岳倶楽部を訪れて
自分で何かを感じたいと思います。


今回も読んでいただきありがとうございました。

こちら↓が八ヶ岳倶楽部のHPです。
八ヶ岳倶楽部

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