【書評】潜在能力を最高レベルに引き出す「変性意識入門・催眠編」 (苫米地 英人)

書評

 

  1. 手にしたきっかけ
    ・潜在意識の興味から催眠にも興味を持ったため

  2. 本の特徴
    ・全3章
    ・イラストはほぼ無し

  3. 入手場所
    ・Amazon (Kindle Unlimitedなので0円)

  4. 読んで気づいたこと変わった事
    ・催眠に関するネガティブな印象

  5. 総評
    ・著者だけでなく、催眠関係で有名な方の見解も書かれているため幅広い
     見解が読み取れる。また、催眠が日常生活に身近にあるものだと実感

 

 

催眠とは

催眠とは何なのか?
本当にあるのか?
どういう仕組みなのか?

そこから
変性意識
潜在意識
情報空間の操作

という説明を交えて、切り込まれています。

催眠と聴くと、わたしたちにとっては

怪しい
カルト
犯罪
なんか怖い

・・・などなど

ネガティブよりなイメージが強くあると思います。
わたしもそうです。

そのあたりを切り分ける意味でも催眠とは、
何なのか一番簡単な言葉でいうと

「思い込み」

なんだなと。
自分が思い込むことで、そう信じて、
そう行動してしまうものなのではと。

日常でも催眠状態に入っていると書いてあり、
驚きましたが、催眠状態を把握するうちに意味がわかりました。

音楽を聴いたり、本を読んだりしてその世界観に「いいな」
と浸っている状態がすでに催眠状態とも言えるのでした。

これは、こういった世界観を情報空間と言い、
そこに臨場感をもっている状態が
変性意識状態(トランス状態)であり、
催眠状態というわけなんですね。

そうなると人は皆、催眠にかかるというのが理解できました。

脳にとっては、
現実世界情報世界に区別がなく、
臨場感が強い方に左右される
というのも面白いところだと思います。

なので、催眠はある。
と位置づけられそうですね。


 

活用

催眠を日常に使うことができるのか。

テレビで見るようなエンターテイメントなイメージと違いも
もっとコミュニケーションとしての意味となります。

この変についてもこの本で述べられてます。

まず、相手がいた場合にどうするかですね。

仲が良くて、話題も尽きないのならば特に困りませんが
初対面や関係が薄い相手だとそういうネタもありません。

そういう時に、例えば過去のことを話してもらうと良いそうです。
例えば「昨日、何食べた?」みたいな感じ。

そうすると、その人は「今」から意識が過去に移り
いわば、過去の情報空間に行っているわけです。
この過去というは、変性意識状態の中にあるらしく、
そこに意識をしているのであいては
変性意識状態にあるということなるわけでした。

そういう話をしながら、
「そうですね、おしそうですね、楽しい気分でしたね」
と自分もその空間を共有することで
お互いの世界観が一致した世界観が作れるわけです。

そこで感じるフワッとした安心感や充足感的なものが変性意識状態であり、
そういう時に投げかけた言葉がすんなりに相手の意識に入りやすい状態になるのでしょうね。

バーバルペーシングという言葉も出来てきており、
こちらも興味深い内容でした。
それは、
「無意識では感じているけど、意識に上っていないこと」
らしいのですが、
要は、椅子に座っていたとします。
当然、背もたれがあれば背中やおしりに感触があるわけですが、
座った時に

「今、背もたれの感じを背中で感じているぞ」
「クッションにおしりがふれているぞ」

なんて、逐次思わないですよね。
思わないけど、事実なんです。
こういうことらしいです。

そして、
これを意識的に言葉で誘導して意識に上らせることを
バーバルペーシング
ということでした。

 

 

癒し

癒しの効果についてです。

この本では、この癒しについても多くのことが述べられており
この催眠というのは本来こういう使い方が効果的なのかという
印象を受けました。

催眠には
テレビ等でみかけるエンターテイメント志向の催眠

治療目的の催眠

があるとのこと

催眠は「思い込み」と言えますが、
前者は、この思い込みを植え付けることで
後者は、思い込みを剥がすこと
と分別できるようです。

つまり、トラウマなどある人は強いネガティブは思い込みがあるわけで
それは顕在意識ではとることがなかなか出来ません。
出来ないからトラウマになってるわけですよね。
それを催眠状態にして、
誘導してもらうことで思い込みを剥がすことができるのであると。
この本にはこの治療方法については詳しくは書いてませんが、
催眠療法など調べるとおおよそイメージできるものでした。

こうやって、不要な思い込みを剥がすことで
本来の自分になり完全なる癒しとなるのでしょう。

そして、能力発揮という意味でも面白いことが書いてありました。
東大生がなぜ東大に入れたのか?
という、問いに対してこの本ではこういう内容で答えてます。
しっかり思い込めたから」だと

いくら才能や努力しても自分に能力があると思い込みが出来ないと
潜在能力が発揮出来のだと。

きっと、
「わたしは、この教科なら誰にも負ける気がしない」
「この問題は、絶対に解ける」
「勉強が好き」
「〜大学に入れることしか考えれない」
みたなことでしょうか?

そういう強い思い込みが、自分を可能な人間へと催眠をかけて
凄まじい力を発揮するんでしょうね。

これで思い出したので
テレビインタビューで有名なギタリストが
「僕に才能があったとかじゃなくて、誰よりもギターが好きだった」
という思い込みや確信があるからこそ到達した境地なのだと思いました。

 

おわりに

催眠の印象が変わる内容でした。

どうしても宗教的であったり犯罪をイメージしますが、
読んだ後の印象は「コミュニケーションの一環」でありました。

催眠を通じて人に癒しを与えたり、もらったり
楽しい時間を過ごすきっかけになったりと日常生活に
近いものだと思いました。

もっと、催眠について世間の理解が深まり、
医療関係、人間関係において
寄り添ったものになれば、
多くの人に喜ばれる社会になるかもしれません。

もちろん、そこには悪用という面もありますが、
物事すべて使い方次第なわけですから
そこを問題に何もしないよりは
踏み込んで見る価値はあるのではと思います。


今回も読んでいただきありがとうございました。

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